同じ職場の同僚や先輩、後輩が産休に入るとき、メールや手紙、寄せ書きの色紙、プレゼントに添えるメッセージなどお祝いの言葉を贈ることが多いですよね。また、社外の取引先で産休に入る人からの挨拶があった時には、相手を気遣った返信をしたいものです。
ここでは、主にビジネスシーンにおいて産休に入る人へメッセージを伝える際の注意点や具体的な文例を相手別に紹介します。
産休に入る女性のほか、育休に入る男性に向けたメッセージ文例も紹介するので参考にしてください。
産休・育休に入る人に贈るメッセージのポイント!注意点は?
産休前のメッセージ3つの基本要素
まずはこれを抑えよう。要素を組み合わせればより気持ちが伝わりやすいメッセージに。
・祝福や今までの感謝の気持ちを伝える
・身体を気遣う気持ちを伝える
・戻ってくる場所があることを伝える
「おめでとう」という祝福の気持ちや「ありがとう」といったこれまでお世話になったことへの感謝の気持ちから書き始めるとスムーズかもしれません。
出産という一大イベントを控える時期なので、「ゆっくり休んで」など相手の身体を気遣う言葉を入れると、受け取った相手はほっとした気持ちになれるでしょう。
また、しばらく仕事を離れることに対して不安を抱く方も多いものです。「復帰をお待ちしています」など、産休・育休が明けたら戻ってくる場所があることも添えるとより安心感のあるメッセージになります。
産休前のメッセージ3つの注意点
この内容には要注意!入れない方が無難な言葉も?
・プレッシャーを与える言葉に注意
・性別など子どもに関する表現に注意
・後ろ向きな言葉に注意
「頑張って」や「元気な赤ちゃんを」といった言葉は、出産を前にした妊婦さんにとってプレッシャーを感じる言葉になりえます。
子どもの性別に関することも「もともと望んでいたのと別の性別だった」などの事情をはらむ可能性のあるデリケートな内容です。
「何ヶ月も休むなんて迷惑…」など相手の不安を煽る言葉を書かないことはもちろんですが、立ち入った内容には触れず、無難な形にとどめておくのもひとつの優しさといえるでしょう。
【同僚】産休前に贈るメッセージ文例
今まで社内で一緒に仕事をしてきた同僚へ贈るなら?復帰後のことにも触れるとより安心できるかもしれないね。
ぎりぎりの時期までお仕事お疲れ様でした。ママになった〇〇に会える日を楽しみにしています。
いよいよ産休ですね。妊娠中はお仕事一層大変だったと思います。大切な時期なのでゆっくり休んで出産に臨んでください。
しばらく一緒に仕事ができないのは寂しいけど、お休み中は赤ちゃんとの時間を満喫してね。次会うときは、かわいい赤ちゃんの写真を見せてください!
【先輩・上司】産休前に贈るメッセージ文例
先輩や上司あてのメッセージ。目上の人に向けて、お世話になった気持ちや今後の自分の仕事面での抱負を書いても◯。
〇〇さん、この度はおめでとうございます。まずは体調第一で、お身体ご自愛ください。また一緒に仕事できる日を楽しみにお待ちしています。
〇〇さん、仕事で困った時はいつも助けていただきありがとうございました。しばらくお会いできないのはさみしいですが、先輩が安心して子育てできるように私もがんばります。
いつも優しい〇〇さん、きっと素敵なママになるのだろうなと思っています。復帰したら、ぜひ子育てのお話聞かせてください。
今までお世話になった分、復帰された時には成長した姿で先輩を迎えられるようにがんばります。産休・育休中は仕事のことを気にせずゆっくりと休んでください。
【後輩・部下】産休前に贈るメッセージ文例
後輩へのメッセージ。先輩として感じてきたことを伝えよう。
体調がすぐれず大変そうな時期もあったけど、今日まで仕事をがんばってくれて本当にありがとう。これからは出産に向けてゆっくりと休んでね。赤ちゃんの誕生を職場から楽しみに待っています。
〇〇さん、改めてご懐妊おめでとう。休み中に何か役に立てることがあったらいつでも連絡してね。お母さんになった〇〇さんと一緒に仕事できるのを心待ちにしています。
大きいお腹を抱えて大変な中でも一生懸命に仕事に励んでくれたこと、とても感謝しています。これから家族が増えるのが楽しみですね。母子ともに安らかなお産になることをお祈りしています。
【男性】育休を取る男性に贈るメッセージ文例
近年増えてきた、育休に入る男性へ向けたメッセージの文例。しばらく仕事から離れることへの不安をフォローする内容を入れるとGood。
お子様のご誕生、楽しみですね。育休中は仕事のことは気にせず、ご家族との時間を第一にお過ごしください。
この度は、お子様のご誕生おめでとうございます。赤ちゃんのお世話は大変かもしれませんが、復帰したらぜひお子様の様子やパパ業の話を聞かせてください。楽しみにしています!
【取引先】産休挨拶への返信のメッセージ文例
社外の取引先の方から産休の連絡をもらい返信する時のメッセージ。クライアントや取引先には、メールで送ることが多いかもしれないね。
この度は、ご懐妊誠におめでとうございます。
ご丁寧にご連絡いただき、ありがとうございます。
今後の仕事につきましては、後任の〇〇さんと連絡を取り合って進めさせていただきます。
大事な時期なので、お身体を大切になさってください。
復帰される日をお待ちしております。
産休に入られるとのこと、この度はおめでとうございます。
引き継ぎの件について、承知いたしました。
お身体に気をつけてお過ごしください。
〇〇さんとまた一緒にお仕事できる日を心待ちにしております。
【番外編】産休前に贈る英語の一言メッセージ文例
短いから贈り物のメッセージカードに書く一言としてちょうど良さそう。
・Congratulations on the happy news!
(素敵なニュース、おめでとう!)
・Good luck on your maternity leave!
(良い産休をお過ごしください!)
・Wishing you a safe delivery.
(無事な出産をお祈りしています。)
産休・育休へあたたかい言葉で送り出そう
産休・育休に入る方へのねぎらいの言葉を中心に、メッセージ文例を紹介しました。
その他にも、相手との思い出話など具体的なエピソードを織り交ぜると、より実感のこもったメッセージになるでしょう。
産休・育休に入る方が安心してお産に臨めるように、ぜひ素敵なメッセージを届けてくださいね。
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